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意志力を有効に使うコツは「自分を追い込まないこと」

ケン
ケン
広告代理店営業マン、兼、プロコーチのケンです。
・意志力が弱い
・誘惑に負けやすい
・挑戦が長続きしない

こんな悩みをこの記事では解決していきます。

まず、目標を達成するためには、誘惑に負けずに取り組む意志力が必要です。

自分は「意志力が弱くて困っている」とお悩みの方、安心してください。

他の記事で解説しているように、意志力は筋肉に性質が似ていて鍛えることも出来ます。

今日は、そんな意志力を有効に使うコツを解説します。

意志力は一度にたくさん使うと本来のパフォーマンスが落ちてしまうので、有効に使う必要があるんです。

意志力を有効に使う

意志力は一度に使いすぎると筋肉と同じように疲れてしまいます。だから、有効に使う必要があるんです。

多くの人が取り組まれるもので、「ダイエット」「禁煙」があげれますが、この2つはとてもハードなものです。

同時進行で進めるのは非常に難しいので、別々に取り組みましょう。

どんな目標も簡単な方法を見つける

目標を達成するためには、とにかく挑戦を継続することです。目標を立てた時って気合い十分なので、ついつい難しい方法で考えがちです。

そうではなく、出来るだけ簡単な方法を見つける努力をしてください。難しいものを設定して自分の能力を試す必要はないです。

できる人は意志力の自己評価が適切

多くの人は意志力は往往にして過大評価されがちです。

自分の意志力を過大評価して、自分の意思で誘惑に打ち勝てると考えるてしまう。

その結果、普段から多くの誘惑に囲まれた生活をすることになり、無駄に意志力を消耗してしまう。

一方で、できる人は、できるだけ目標を達成しやすい環境を整える努力をする。まずは”勝ち易きに勝つ”を考えている。

できる人と、そうでない人の違いは目標設定の段階で差が出ているのです。

意志力を適切に評価して目標への道を容易にする

どんな目標でも誘惑に打ち勝つことが必要。

自分たちが「やりたい」と思うことは大抵目標達成のために「すべき」ことの正反対。

だから、目標達成のために、まずするべきは「意志力には限りがある」という事実を受け入れること。

この事実を受け入れて「意志力」を鍛えて強くする。気をつけるべきは意志力を過大評価しないこと。

自ら誘惑を引き寄せてしまい、目標への道を「いばらの道」にする。そんな愚かな選択をしないようにしましょう。

意志力で禁煙は成功できない

禁煙はとても大変な挑戦です。一人では難しいからこそ、禁煙セラピーや専門の治療機関があるんです。

この事実を受け入れず、自分の努力でどうにか達成しようと想うひとが多く、そして失敗しています。

それは、意志力では禁煙することが出来ないからです。実際に実験で証明されています。

禁煙に関する実験

禁煙に挑戦する被験者に次のような質問をしました。

Q:将来も禁煙を継続できる自信がありますか?
Q:今後なるべく、タバコの誘惑のある状況を避けようと思いますか?

この質問の結果、禁煙を続ける自信の強い人ほど誘惑のある状況に立ち向かう傾向があることが判明。

つまり、禁煙を続ける自信がある人ほど誘惑を避けようとせず、自分の意志力に頼ろうとした。

数ヶ月後の結果は、自信と意志力を証明するものではありませんでした。

「タバコの誘惑のある状況を避ける」と答えた(より自信のなかった)被験者の方が、禁煙を続けられたのです。

意志力は試してはいけない

改めてですが、複数の大きな目標に同時に挑戦することは避けましょう。

禁煙すると体重が増加してしまいがちですが、だからといって、ダイエットも始めてはいけない。

一つに絞れば成功していたかもしれないのに、2つの目標にした結果、両方とも失敗することにつながっている。

最後にもう一つ、大事なコツ。

何かをやめるときには、段階的にやめるよりも一度にすっぱりとやめる方がいい。

その理由はだらだらと誘惑が続くと、そのために使われる意志力も多くなってしまうから。

「一日に食べるポテトチップの量を少しずつ減らす」よりも「ポテトチップはこれから一口も食べない」とする方がいい。

その一口で終わるわけがないから。

まとめ

1.誘惑と出会いやすい時間や場所を把握する

意志力に頼らずに、そのような状況から避けるようにしましょう。

2.大きな目標は一つに絞る

大きな意志力が必要なことは「一つ」に絞ること。

「新年の目標」を一つに絞ることができたら、成功確率はぐっと上がるでしょう。

3.やめるなら一度に完全にやめる

「ちょっとだけならいいだろう」という考え方を捨てること。ちょっとだけやる方が意志力を消耗してしまう。

やめるなら一気に全てをやめる方がずっと楽。大変に感じるかもしれないですが、完全にやめてみましょう。