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やり抜く力は誰でも持っている

ケン
ケン
広告代理店営業マン、兼、プロコーチのケンです。

あなたは困難や課題に直面した時に”やり抜く力”を持ってますか?

自分にはそんな力なんてない。いつも途中で挫折しちゃうと思っているかもしれません。

ただ、そんなことは決してないです。誰にでもやり抜く力はあります。

今注目されているやり抜く力=GRITについて解説していきます。

答えは”ポジティブに考えること”

やり抜く力「GRIT」

GRITとは、困難にも屈せずに、長期的な目標達成に向けて全力を尽くす「やり抜く力」を意味します。

GRITを持つ人は、大学入試でも高い得点を得て、教育水準も高いことが研究でわかってます。

そして、GRITは特別な才能がある人だけに備わっている力ではないです。

成功者と呼ばれる人はGRITがある

成功に必要なことってなんでしょうか?答えはとてもシンプルです。

努力をすること、正しいい戦略を立てること、詳細なプランを立てること、そして成功をつかむまで諦めないこと。

たったこの4つであり、何よりもこれらは生まれつきの資質ではないです。

スポーツ選手、社長、アーティスト、こうした素晴らしい能力を発揮している俗に”成功者”と呼ばれる人にあなたはどんな感情をいだきますか?

・素晴らしい才能の持ち主なんだろう
・自分にも、もう少し才能があれば

このように憧れや羨ましく思うことは誰にでも経験のあること。

この人たちにはGRITが備わっています。そして、GRITは生まれつき決まる力ではありません。

GRITには思考が大きく関係していました。

固定的知能観と拡張的知能観

人間は「固定的知能観」、「拡張的知能観」このどちらかを持っています。

結論から言うと、「拡張的知能観」を持つべきです。まずはそれぞれについて解説します。

固定的知能観

個々人の知能とは持って生まれたものとして固定されている」という考え方。

成績は生まれつきの才能で決まってしまう、固定的なものであるという。

言い換えると、知能的な能力は生まれた時から決まっていて、個人の努力ではどうしょうも無いということ。

拡張的知能観

能力とは変更可能なもの。つまり、能力は経験や努力を重ねることによって高めることができる。これは様々な研究で証明されている。

人は能力を伸ばすことができます。ただし、そのためには「GRIT」(やり抜く力)が不可欠です。

GRIT(やり抜く力)を支える拡張的知能観

GRIT=長期的目標に向かう時の粘り強さとやる気。

確かに、スポーツ、音楽、などどの分野においても成功した人は、数千時間にわたって、目的に沿った練習を地道に続けている。

お気付きの方も多いかと思いますすが、こうした努力を可能にしているのが、「GRIT」です。

目標に向かう時、目標を投げ出したくなる瞬間は誰にでもある。つらい気持ちになったり、気が向かなかったり、努力に飽きたり。。。

そんな時に諦める人か、我慢強く続けられる人かは「何のせい」にするかで予測できます。

目標を投げ出したくなる時、あなたはそれを「何のせい」にするでしょうか?

目標を投げ出す人、我慢強く続けられる人

困難に直面して、投げ出したくなった時、あなたは何のせいにしてますか?

この考え方も「固定的知能観」の人と「拡張的知能観」に人で異なります。

固定的知能観を持つ人は「うまくいかないのは自分に能力がないせいだ」と考えます。私には向いていないと考える。

一方「拡張的知能観」を持つ人は「努力不足だった」「戦略的に間違えた」「プランを練らなかった」などと自分の努力や行動のせいにします。

こう考える結果、彼らは困難な状況下でも、努力を続けることができます。

自分でコントロールできることに原因があると考えれば「成功は自分の頑張り次第」と信じることができます。

こうした態度が、大きな成果を得ることにつながるのです。

自分の成長に不安を覚える人

固定的知能観の人は、単に自分や状況をよくするための「やり抜く力」を欠いているだけではないということ。

実は、彼らは自分自身で自覚することなく「自分や状況を良くしよう」という考えに不安を覚えています。

なぜかというと、そもそも固定的知能観とは「努力して、自分や状況をよくすることなど不可能」という考え方だからです。

これは研究の結果でも証明されています。

例)大学生たちに難しい推論の問題を与えられます。

1回目のテストのあと、学生たちは「上位39%に入った」と伝えられました。そして問題解決のコツをおしえられました。

2回目のテストのあと、何人かの学生は「成績は変わらなかった」とと伝え、また何人かの学生には「成績は上位9パーセントにまで伸びた」と伝えられました。

固定的知能観を持っている学生は成績が上がったことを喜びませんでした。逆に「ありえないことが起きた」と大きな不安を訴えたのです。

続く3回目のテストでは、その不安を訴えた学生には、かなりの成績の低下が見られました。

固定的知能観を持っている学生でも、2回目のテストの時に「成績が伸びた」と伝えられなかったものは、3回目のテストで成績を伸ばすことができたのは皮肉な結果です。

まとめ

自身の成長を望まない人はいないと思います。誰でも自分が成長すれば嬉しいはずです。

しかし、「固定的知能観」の人には、「自分の成長」が不安を駆り立てる原因になってしまうのです。

そして、その不安が、業績や成績に悪影響を及ぼします。なぜなら「努力によって成長は可能だ」ということを信じていないから。