突然ですが、あなたの「イマ」は日々の選択と行動が作り出しています。これは絶対的な真理です。
この真理において、心が弱い=自己評価が低い状態で物事に取り組む場合どうなると思いますか?
無意識的に「自分にはできるわけがない」「失敗したらどうしよう」となり、選択”と”行動”が明確な目標からずれたものになります。
そうして最終的には「やらなくてもいい理由」を探し始めます。
では、どうすれば良いのか?答えは「未来の自分で生きる」こと。
すでに目標達成した自分なら、どのように考えて行動するかという基準で物事を判断する。
よって、日々の選択と行動も現実ではなく、理想の自分のものになるので、自ずと現実が変わっていきます。
人間の脳の構造を知る
人間の脳は「死」を一番恐れています。安心、安全な状態を保ちたい。だから、変化を嫌うのです。
挑戦を初めても、面倒になり、長続きしないのもこの脳が「安心な状態」を保つために変化を拒んでいるからです。
このように、脳の仕組みを理解しておくと、なぜ自分がこんな選択をするのか理解でき過ごしやすくなるので、いくつか紹介します。
損失回避の法則と保有効果
ここであなたに質問です。今から私が100円玉をコイントスします。
この場合、あなたはゲームに参加しますか?
このゲームでは「損出回避の法則」と「保有効果」の心理が働きます。
「損失回避の法則」とは、
「〝損した時の痛み〟は〝利益〟(よい出来事が起きた時の喜び)の2倍強く感じてしまう」というもの。
だから、得られる利益が2倍以上でないと行動に移せない。
そして「保有効果」とは、
「自分が持っているもの(この場合は1万円)を実際の価値よりも高く見積もってしまう」という心理現象です。
大抵の場合、私たちはすでに手にしているものを実際よりも約2倍は高い価値で見積もるといわれています。
つまり、自分が持っている1万円は2万円と同じくらいの価値があると感じる、ということ。
リターンが2万円以上でないと自分の「一万円を失うリスク」の方が強く感じてしまうというわけです。
無意識に今のままを選択する
私たちが毎日行なっている”選択”や”行動”も、こうした心理現象によって知らず知らずのうちにコントロールされています。
「損失回避の法則」や「保有効果」が働き、「今の状況でも別にそこまで悪くないのに、わざわざ変える必要があるのか?」
といった具合に、無意識のうちに行動するのが面倒に感じてしまう。これが、毎日の選択や行動を変えられない最大の理由です。
さあ、ここでまた新しい心理効果を紹介します。
サンクコストと確証バイアス
「せっかくここまで〇〇したのに、もったない!」と、
過去にかけた時間、労力、お金に囚われてベストな判断ができなくなる状態を「サンクコスト」という。
要するに、”合理的な判断ができない”ようになってしまうこと。
さらに次に進むのは、今のままの自分が正しいのだ!ということを裏付ける情報を集め始める。これを「確証バイアス」という。
「今のままの自分が正解」という確証=確かな証拠を集めてそう思い込むのです。
まとめ
イマの自分を作っているのは、紛れもなく日々の”選択”と”行動”です。
そして、選択、行動の指令を送る脳が「死」を恐れいてるので、今回紹介した心理効果が起きるのは、あなたの意思が弱い、何かが劣っているというわけではありません。
まずは、人間誰しも同じような心理効果が働くことを知って自分を責めないこと。
そして、日々の選択と行動がイマを作るこの世の中で、自己評価が低いことはこの先の人生は豊かにならないです。
では、どうするべきかというと「未来の自分で生きること」
マインドのお話になりましたが、とても重要です。まずはこのことを抑えてください。
なぜ未来の自分で生きるべきか。そのためのコツは何かは次回以降の記事で紹介します。